サーという音にガッカリしてしまう事も多いと思います。
せっかく会議を録音してもサーが気になって内容が頭に入ってこないとか。
特に動画は、映像は問題無いのに音だけってのが諦めがつかない。
そして動画編集ソフトで何とかしようとするけど、そういう事ができるソフトはほとんどがかなり難しい。
それでも見よう見真似でやってみるも声が小さくなったり、ボワンボワンなったり全然効果無かったり。
そうじゃなーーーい!!!
ってなると思います。
パラメーターの名前も意味も効果もサッパリ分かんないし。
専門知識ゼロ、動画編集とか全然分からない私でも何とかできて、圧倒的に効果があった方法です。
先に流れを書いておきます。
● LosslessCut という無料ソフトをダウンロード。
● 動画を突っ込んで映像と音を分離させます。
● Audacity という無料ソフトをダウンロード。
● Audacity でサー音を取り除く。
※ mp3で音が書き出せるようにするプラグインをダウンロード。
最後に完成する動画がMP4じゃなくてMOVでいいならプラグインは無くてもよい。
ここでは長くなるので省略の為、プラグイン無しのMOVでいきます。
● LosslessCut で映像とノイズ除去済みの音を合体。
ざっくりこんな感じです。
使うソフトは2つでややこしいと思うかもしれないけど作業は単純で簡単なので
難しい専門用語や訳の解らないパラメーターとにらめっこしてイライラするより健全です。
何より、ここまでの工程で映像の劣化は無いので安心。
● まずは LosslessCut のダウンロード。
zip版ならインストールしなくても使えます。

● Audacity のダウンロード。
zip版ならインストールしなくても使えます。

● LosslessCut を起動。
サー音を消したい動画ファイルをドラッグ&ドロップで突っ込みます。

● 左上のTracksボタンをクリック。

● Export each track as individual files をクリック。

●映像と音声が分離して吐き出されます。
音声は.m4aファイル
映像は.mp4ファイルになって出てきます。
mp4ファイルはそのまま最後に使うので捨てたりしないでね。

※ もしも 「あれ?何か処理したようだけどドコ?」っていう場合は
吐き出す場所の設定を見てみましょう。
File>Settings>Custam working directory
ここをデスクトップとかにしておくと分かりやすいです。

● ここからは使うソフトが違います。
Audacity を起動。
先程、吐き出された音声ファイルをドラッグ&ドロップで突っ込みます。

● サー音だけの部分を探して、その部分をドラッグして選択状態にします。

● エフェクト>ノイズの低減。

● ノイズプロファイルの取得をクリック。
ノイズだけの部分を探したのはここでコレがノイズですよって教える為です。
ステップ2の部分は触りません。

● ノイズプロファイルの取得は一瞬で終わります。
全体を選択状態にする為に選択ボタンを押します。

● 全体が選択状態になったままもう一度
エフェクト>ノイズの低減。
今度はステップ2の部分です。
いじれるのは3つだけなので、あれこれ触っても迷う事はないと思います。
サー音くらいだったら、私と同じように
・ ノイズ低減 12
・ 感度 4.00
・ 周波数平滑化 0
くらいから初めてみてはどうでしょうか。

・ノイズの低減
ノイズ部分の音量調整。
・感度
上げ過ぎるとノイズじゃない部分までノイズ扱いになっていくので注意です。
・周波数平滑化
ノイズ部分との境を滑らかさ調整。
キュルキュル変な音がしたりした時はここで調整。
※大きなサー音は多分、消しきれないと思うので過度な期待は禁物です。
● 音が小さくなった時や、もともと大きすぎてた、小さすぎてた等の時も
この時点で音量を調節しておきます。

● 書き出し。
この時、MP3かWAVで書き出すことになるのだけど
ここではプラグインの必要がないWAVで書き出します。

● もう一度 LosslessCut 起動。
最初に分解してできてた音声無しのMP4ファイルをドラッグして突っ込みます。

● 左上のTracksボタンをクリック。

● Incude more tracks from othr file から
ノイズ除去済みの音声ファイルを入れます。

● Export で音声と映像が再び合体します。

● 終了~
この最後の工程で LosslessCut が
映像+mp3 = mp4
映像+wav = MOV
という組み合わせにしかできないようです。
最終的な動画が MOV ファイルだったとしても特に困ることも少ないのだけど
どうしても mp4 がいいという人は Audacity ソフトに mp3 が吐き出せるようにする
プラグインを入れる必要があります。
Audacity mp3 書き出し とかってググれば詳しい解説がいっぱい出てきます。
ダウンロードして突っ込むだけなので3分もあれば誰でもできると思います。
難しい事は何もなかったです。
ソフトを2つ行ったり来たりで面倒臭いですが
いろいろ悩むより、作業自体は単純なのでおすすめです。
0 件のコメント:
コメントを投稿